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【ついに怒る】任天堂が「マリカー」に訴訟を提起

 

 任天堂株式会社(本社:京都市南区代表取締役社長:君島達己、以下「当社」)は、2017年2月24日に、株式会社マリカー(本店:東京都品川区、以下「被告会社」)およびその代表取締役(以下、併せて「被告ら」)に対して、被告会社による不正競争行為および著作権侵害行為の差止等および上記行為から生じた損害の賠償を被告らに対して求める訴訟を東京地方裁判所に提起しました。

 この訴訟において、当社は、被告会社が、公道カートのレンタルサービスを提供するにあたって、当社が製造販売するレースゲームのシリーズとして広く知られる「マリオカート」の略称である「マリカー」という標章をその会社名等として用いており、さらに、被告会社が公道カートをその顧客にレンタルする際に当社の「マリオ」等の著名なキャラクターのコスチュームを貸与等した上、そのコスチュームが写った画像や映像を当社の許諾を得ることなく宣伝・営業に利用するなどしているが、このような行為は当社に対する不正競争行為および著作権侵害行為に該当すると主張しています。

 当社は、長年の努力により築き上げてきた当社の大切な知的財産を保護するために、今後も継続して断固たる措置を講じていく所存です。

マリオカート、通称「マリカー」は子供を中心に1992年の発売以来、世界の多くの人々に楽しまれている。「マリオ」等の任天堂の人気キャラクター達が登場し、様々なコースをアイテムを駆使しながら走り順位を競うレースゲームである。もしもやったことがなくても名前は、知っている人がいるかもしれない。そんな「マリカー」もしも、町中で「マリカー」と書いた社名があったら任天堂の子会社のように感じるかもしれない。

だが、今回問題になった「マリカー」は、許可なく任天堂の著作物を商用に使用していたようである。

このたびは、世間をお騒がせしていること、はじめにお詫び申し上げます。

 本日(平成29年2月24日)、任天堂株式会社様より、当社に対して訴訟が東京地方裁判所に提起した旨のニュースリリースの発表がありました。

 現在、このニュースリリースに基づいて多くの報道がなされおり、また私たちにも多くの問い合わせを頂いております。

 私たちのサービスは、旅行で来られる外国人の方々に非常に喜んで頂けており、口コミで広がってきたサービスで、これを目的に日本に来てくださる外国のお客様も多く、Facebook、TripAdvisor等のレビューにおきましても5つ星の評価を頂いていることなどもあって、普段より各種報道機関に取り上げて頂く機会も多く、この場を借りて深く御礼を申し上げます。

 大変僭越ながら現在の報道には事実とは異なる内容があるのですが、突然の対応に追われ、私どもの方から事実関係をご説明する機会が十分にとれず申し訳ございませんでした。

 この文章を通じて皆様に詳しい経緯をご説明すると共に対応が遅れたことをお詫びしたいと思います。

 現状ではまだ訴状を受け取っていないので、法的な側面に関する具体的内容についてのコメントができる状況にございませんが、私たちは、複数の弁護士・弁理士等の専門家に相談をし、私たちのサービスが、任天堂様に対する不正競争行為及び著作権侵害行為には該当しないと判断した上で、サービスを提供してきました。また、数か月前には、任天堂の担当者様と協議及び情報交換も行い、私たちのサービスに理解を示す発言も得られていました。

 公道カートレンタル事業者の中には、任天堂の許可無く勝手に模造された衣装を販売、レンタルしているなどの悪意のある業者もあり、任天堂様と協力してそのような事業者がなくなるように対応していこう協議した矢先のことであり、大変困惑しております。

 今回、既に任天堂さまの突然の提訴により、問い合わせへの対応や取引先への説明などで、私たちのサービス業務にも大きな影響が出ております。ホームページもパンクして閲覧できなくなり、メールも受信できなくなり、電話回線もパンクしたことにより、お客様で迷子になった方も発生しており、皆様への対応が遅くなったことを重ねてお詫び申し上げます。

 世界的企業との法的紛争となると、どの程度の負担がかかるのか想像することもできません。このままでは事業の継続に多大な影響が出ることを恐れております。

 一方で多くのお客様から応援の声も頂いており、専門家の皆様からも私たちを支援したいというお話も頂いております。

  私たちのサービスは、お客様の笑顔のためにあります。
  私たちは、このお客様の笑顔を守るために全力で頑張ります。

 公道カート総合サービスを通じて、これからも皆様に楽しいひと時をお届けできるよう努力してまいりますので、今後ともご愛顧のほどどうぞよろしくお願い致します。(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170224-00000049-rps-gameより報道機関の皆様へ部分引用)

と「任天堂様に対する不正競争行為及び著作権侵害行為には該当しないと判断した」とコメントし、また「応援の声も頂いており」「今後とも」「お客様の笑顔を守るために全力で頑張ります。」としている。

 

なおこの「マリカー」について

弊社はそんな公道カートの組立・販売・整備・カスタム・陸送から
レンタル・ツアー・広告宣伝まで幅広く事業展開している
日本最大級の公道カートの 総合サービス企業です。

遊園地のゴーカートにワクワクする子供のように
マリカーに乗って道路を走っていると自然と笑顔になる。
すれ違う人々も手を振ってくれ、笑顔になってくれる。
そうやって、笑顔の連鎖が始まっていく。

こんな楽しい体験を僕らの中だけで終わりにしたくない。
僕たちはそこから始まりました。

とホームページに記載されていた。

なお掲載現在「マリカー」の公式ホームページ(http://maricar.co.jp/)は、私は見ることができない。

 

みなさんは、このモラルのない「マリカー」についてどう思うであろうか?

 

 

ちなみに「マリカ」

筆者は、行ったことはないが「マリカ」というインド料理店があるらしい。

馬にもマリカという名の馬がいるらしい。